2009年2月15日日曜日

ザ・ゴール2




今年5冊目。250万部の大ベストセラーになった『ザ・ゴール』につづき続編を読んだ。

前作で紹介されたTOC(制約条件の理論)、”全体最適化”を生産管理だけでなく、マーケティングや経営全般の問題解決にも適用し、思考プロセスを紹介している。

中身は前作と同じような小説形式で、読みやすい。前作で工場閉鎖の危機を救った主人公アレックスが、今回は副社長として買収し、元部下が経営者となっているグループ会社の経営再建に立ち向かう様子が描かれている。

 この本を読めば、「変化を起こし、実行に移すための手法」を自分で体験したかのように理解できるというのがウリと言われているが概略は理解できるものの本編に出てくるツリーを理解するには1度では難しかった。

本編最後に、企業の目的・ゴールが描かれいる。この3つの必要条件がしみじみした。

現在から将来にわたって、お金を儲ける

現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える

現在から将来にわたって、市場を満足させる

2009年2月8日日曜日

クワズイモの成長記録―⑤

昨年12月以来の登場です。


6枚目の葉っぱが生まれました。成長してますねぇ芽
最初の葉っぱは萎れてきたので、きって花瓶に生けました。

2009年2月7日土曜日

いろいろな人たちとダイアログすることの重要性

当社のようなグローバル企業で働いていると、世界各国から、国内でも全国各地から、言葉や文化、習慣、性格が違う人たちが集まってきているので、その人たちとダイアログすると、想像を超えたおもしろい意見が出てきますよね。同じもの見ても、生きてきたバックグラウンドが違うだけでまったく別の見方をするし。
いろいろな人の違う意見に対してなぜそう考えるのかをきちんと聞くと、今まで生きてきた環境から凝り固まった自分の意見がどんどん変化(成長と呼んでもよいかもしれません)してくる感覚が味わえます。これが楽しいんです。
さまざまな意見は、どれかが間違っていてどれかが正しいということはないですよね。すべての意見に一理あるわけで、これを踏まえてダイアローグすればするほど、自分の中でみんなの意見が共有でき、自然と全体がよく見えてくるんだと思います。

”部分最適”ではなく”全体最適”を実践するためには、いろいろな見方をもつ人たちとダイアローグしたり、The Goalなどのいろいろな本を読んでいるのです。

ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か


今年4冊目。読み始めて2度途中で挫折し、今回、3度目の正直で完読した。

本書は1984年に米国で出版され250万部の大ベストセラーになったが日本を脅威と感じていた著者によって日本語訳が17年間許可されなかったといういわく付きの本だ。

”全体最適化”の考え方に基づいて経営をいかに立て直すかという著者の実経験に基づいてストーリーでつづられている。

主人公アレックスはある工場のプラントマネージャー。その工場が赤字続きで、3カ月後には工場閉鎖というところまで追いつめられていた。そこで主人公は、大学時代の恩師ジョナ(ゴールドラット博士と思われる)と運命的な出会いをすることで、思考のプロセスを従来の部分最適や経営指標とは変え、工場を再建するというストーリーである。ストーリーなので読みやすいが、経営学の言葉がちりばめられており、それを解釈するのに手間取る。具体的なノウハウも満載で、大変勉強になる。チョイスを先に読んでいたので、チョイスで物足りなかった部分が補えた感じがした。

”全体最適化” は、”部分最適化” されたものを集めても、達成できないということかもしれない。

ある工程を最適化して効率を追求したとしても、次の工程が滞ってしまえば生産性は落ちる。では、次の工程を最適化すればいいかというと、前の工程とのつながりを無視していれば結果は同じである。つまり一番大切なのは、常に全体を見て全体の目標(これをこの本のタイトル、ゴールと呼んでいるのかな)に向かっているか、近づいているかを基準にしなければならないということである。そして、その中で①ボトルネックを見つけて、②ボトルネックをいかに効率的に活用するかを決め、③②にあわせたプロセスを構築させ、ゴールに近づく成果を上げている。このボトルネックを本書の最後に”制約条件”と置き換えている。

経営再建となると、各部署に号令をかけて一律で業務効率アップに取り組みがちだが、”全体最適化”を考えずに取り組むと”部分最適化”に陥り、結果的に逆に全体としては効果があまり出ない可能性をはらんでいる。

この思考プロセス”全体最適化”は経営以外、たとえば日々の業務ににも応用できそうだ。あるいはみなが経営者になったつもりで自分の日々の業務を考えるのも良いと思う。

日々の仕事上のプロセスやフローやネットワークの改善を提案したり、新しいプロセス、フロー、ネットワークを設計する場合もゴールを決め、常にゴールを見ながら取り組めば、本当に必要なこと、やるべきこと、やりたいことが自然と見えてくると思う。


2009年2月1日日曜日

シンクロニシティ ジョセフ・ジャウォースキー

今年3冊目の本。


物語で書かれているので読みやすい。 

何をするのであれ、 
どんな夢を見るのであれ、 
それを始めること。 
大胆さには、驚くほどの創造力と、 
活力と、 
ふしぎな力がある。 

というゲーテの言葉から始まり 
著者の人生を”旅”に例え、出会いなどがシンクロシティ=つながっている、意味がある 感覚がある。 

今の自分と同じくらいの年齢で”旅”が始まっていることもあり、著者の感覚と同じで、非常に引き込まれた感覚である。 

読み終えたときに爽快感が漂う。 
今、まさに未来を創ろうと考えているリーダーにお奨めの一冊である。

生活の木―②

”生活の木”の”おいしいハーブティーシリーズ”のレポートvol.2です。

セレブレーションはベリー系で色は赤。
味はスイート&ドリームより薄味。



エキナセアレモンはエキナセアベアに比べ、すっぱい。レモンティーのよう。
砂糖やはちみつを加えるとますますレモンティーのようになります。



ペパーミントレシピはまさに爽快感漂う味と香り。休日の朝とかに合いそう。
花粉症の季節にも、鼻が通って良いかも。