2009年1月11日日曜日

ヴィザヴィ

ある雑誌に細胞の話が載ってました。気になったので紹介します。 私たちヒトは、およそ60兆個もの細胞からなる多細胞動物である。 そして細胞はいずれも脳細胞、肺細胞、心筋細胞、肝細胞、上皮細胞という具合に高度に専門化している。これを細胞の分化という。 けれども、どの細胞も、もとから自分の役割を知って分化したわけではない。 細胞ごとに、分化の命令がDNAに書き込まれていたわけでもない。 たったひとつの受精卵として出発した細胞は、2,4,8,・・・と倍々に増えていくが、最初のうち細胞はどれも全く無個性で平等だ。この間、コピーされて手渡されるDNAも全く同じものである。 しかし、細胞がある程度増えてくると、細胞は中空のボール状の塊となる。胚である。 胚の中で、一体、どんな会話がかわされているのだろう。それはたとえていうならこんな感じである。君が脳の細胞になるのなら、僕は肝臓の細胞になろう。そっちが皮膚を作るなら、こっちはその下にある筋肉を作ろう。 細胞たちはお互いのコミュニケーションを通して、相互補完的に自分の役割を決めていくのである。 とありました。 今この厳しい時代。わたしたちも自分たちで何をするのかを決めていく必要性を感じました。

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